3.N尾音記法 2音目に「ン」を書くときには、1/3u小円を速記文字の頭につけて書く。これを「逆記」という。この原則は、中根式における「基本的な法則」である。 例えば「カン」と書く場合には、小円を先に書いてから「カ」の速記文字を書く。 「ンカ」と書くが、読むときには「カン」と読む。「カ」の速記文字のあとに小円を書けば、助詞の「ハ」をあらわすからである。 線頭の円符号の書記原則 1.直線符号に対しては正側。 2.曲線符号に対しては内側。 ※いずれも逆記する。 線間の円符号の書記原則 1.同方向2直線間の円符号は正側。 2.異方向2直線間の円符号は外側。 3.2曲線間の円符号は前の曲線の内側。 4.曲線と直線間の円符号は曲線の内側。 5.直線と曲線間の円符号は曲線の内側。 (※書きやすい方につけることもある) 〔第3図〕 |