八点漢字

  左上の点を0の点として、右上を7の点として、下6個は普通の点字のように123456の点としている。

 0  7
 1  4
 2  5
 3  6

 0の点は漢字の開始を意味し、7の点は漢字の終わりを意味する。両方あるものは開始であり終わりであることを意味しているので、1つの部首からなる漢字である。
 例のように「木」は上2点と「キ」の字からなっている。「林」は0点と「キ」に続けて7の点と「キ」によりできている。 「相」は0点と「木」に続けて7の点と「メ」から成っている。
 「水」は上2点と点字の「ニ」の字からできている。これは漢字の三水の字形が点字の「ニ」の左3点の形に似ているからと思われる。
「湘」は0の点と点字の「ニ」に続けて、上がない普通の点字の「キ」、この後に7の点の下に「メ」の字でできている。
 漢字は複雑でこういうわかりやすいものばかりではないが、こういう原則を中心にできている。


川上漢点字 平成14年4月4日 第2刷 日本漢点字協会発行 創案者 川上泰一 より引用


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