2003/12/14 (Sun) 「速記関係文献目録」の利用方法
 平成15年5月14日に、日本速記百二十年記念会より「日本速記年表/速記関係文献目録」が発行されております。
 
 「速記関係文献目録」には、速記100周年以降に発行された「図書」「論文・研究等」「雑誌・新聞等」及び、速記100周年の「速記関係文献目録」で調査漏れのものがかなり追加をされております。
 
 昭和58年10月28日に日本速記百年記念会から発行された「日本速記百年記念誌」には「速記関係文献目録」が収録されております。
 
 「速記関係文献目録」は、単なる「文献目録」ではありません。我が国の速記界120年間における知的な文化財産です。
 
 「速記関係文献目録」には、実に様々な速記関係の書名が掲載されておりますし、各分野ごとに分類をしても内容が豊富です。
 
 書名だけで、内容が十分にわかるものがかなりあります。
 
 下記に紹介する分類法は、私が独自に作成したものです。
 各方式関係、速記学関係(基礎資料・速記総論・速記評論・速記学・速記史・速記教育)、実務関係(反訳・議会関係・議会史)、ワープロ関係(速記関係者の著作のみ)、機械速記関係
などがあります。
 
 これらの文献類を、全て収集することは難しいかもしれませんが、いろいろなルートを駆使してコピーなどで入手することをお勧めします。
 
 速記が大好きな方なら、きっと興味がある本に出会えるかもしれません。
 
 
2003/12/13 (Sat) 「速記者名鑑」の利用方法
 日本速記協会では、速記70周年、80周年、100周年で「日本速記者名鑑」、120周年で「社団法人日本速記協会会員名簿」を発行しております。また、途中の年度でも「会員名簿」などを出しておりますが、ただの「会員名簿」と思っていたら、大きな間違いです。
 
 「速記者名鑑」及び「会員名簿」の1冊だけでしたら、その辺にある「会員名簿」と同じ扱いになりますが、上記に紹介したものを机の上に並べて調査するとおもしろいことが発見できます。普通の人が見れば、何の変哲もない「会員名簿」ですが、実は速記関係の情報が凝縮されております。
 
 速記者の名前、生年月、住所、電話番号よりも、もっと重要な情報が入っております。
 
 「速記方式名」の部分です。○○式、××式、△△式等々の栄枯盛衰を知ることができます。
 年代によって○○式が圧倒的に多い、少ない。何十年か後には、××式がふえている、将来的には△△式が残るだろう、ということも予測できますし、速記方式名などを調査することができます。
 
 私は、これらの文献を「基礎資料」としてとらえております。
 70周年の「名鑑」では、●●式であった人が、80周年の「名鑑」では□□式になっていたり、100周年の「名鑑」では▲▲式になっていることがあります。いずれも同一人物です。
 中には▲▲式と■■式が同じものだった、という発見もできます。
 
 また、速記方式の地域的な分布などもわかります。
 
 
2003/12/12 (Fri) 中根式の質問について
 「中根式速記法概要」及び「中根式速記法入門」を掲載してから「掲示板」に中根式の質問を書き込みをされていることは、管理人としては非常にうれしいことです。
 
 私が速記を学習していたときには気がつかなかった、当を得た質問をされております。
 私はこういう質問を大歓迎します。「教うるは学ぶの半ば」という言葉があります。私自身も勉強になりますので、大いに質問を書き込んでいただきたいと思います。
 
 「掲示板」に質問の書き込みをされている方に対しては、私が知っている限りのことについてお答えをしておりますが、私が知らないことについてはご回答ができないこともあります。
 
 
2003/12/11 (Thu) 簡単な角度の出し方について
 「中根式速記法概要」及び「中根式速記法入門」では、速記文字の方角について書いてありますが、30度、60度の角度について、簡単に線を引く方法があることをご存じでしょうか。
 
 三角定規を2枚用意してください。「正三角形」の方は45度です。
 もう1枚の方は30度と60度です。この定規を裏返しに使えばB角30度の線が簡単に書けます。
 
 速記文字の練習をする前に、三角定規を使用して「赤線」を適当な長さで書きましょう。そのまま定規を1センチずつずらして線を書いておくと、速記文字の角度がはっきりわかります。
 なれてきたら、定規を使わなくても速記文字を書けるようになります。
 
 
2003/12/09 (Tue) 「管理人」について
 Googleで「管理人」を検索したら、いろいろな分野に「管理人」がおります。
 「管理人」というサイトもありました。ハンドルネームの「管理人」も結構検索できました。
 ところで「速記管理人」「管理人」を検索した結果、私以外にはおりませんでした。
 「管理人」は、分野を問わず健闘中です。
 読者の皆さんは「管理人」の正式名称、通称名、略称名をご存じでしょうか。
 近日中に管理人の「自己紹介」の中で公表しますので、お楽しみに。