速記指導者養成計画案
改訂3版はしがきこの「速記指導者養成計画案」〔改訂3版〕は社団法人日本速記協会の「速記指導者認定証」について作成したものです。社団法人日本速記協会機関誌:日本の速記(平成11年2月号)に「速記指導者認定証に関する件」について掲載をされておりました。昨年4月の第144回理事会に委員会から報告され、理事会としての決定を持ち越してきた「速記指導者認定証」の問題について議題として審議の結果、その認定要件を(1)本会会員であること(2)速記技能検定試験1級または2級合格者であること(3)実務または教授経験が原則として5年以上あることとする。申請者は、日本速記協会所定の申請書に必要事項を記入して申し込む。日本速記協会はその申請書について審査を行い、適任と認めた者については、5万円の認定料を納付してもらい「速記指導者認定証」を交付することを決定した。以上が「速記指導者認定証に関する件」の全文です。私は、この「速記指導者認定証に関する件」を読み終わってから速記指導者を認定するための要件として、こんなに簡単な要件だけでよいのだろうかという疑問を感じたので、平成11年2月11日に「速記指導者認定証に関する試案」を作成して社団法人日本速記協会へ送付しました。この「速記指導者養成計画案」〔改訂3版〕は各方式用と中根式用に分けて作成しています。各方式用は各方式に共通した形では大綱(一般論)を書き、中根式用では運用方法として中根式を例に挙げて書いております。また参考として早稲田式用でも作成しました。「8.指導者養成方法について」は中根式、早稲田式とも共通です。また平成11年4月15日に「速記指導者養成計画案」〔改訂1版〕の各方式用〔第2案〕を社団法人日本速記協会へ送付しました。速記指導者を養成するための「速記指導者養成計画案」〔第3案〕としてまとめてみました。これはあくまでも「試案」であることを断っておきます。この「速記指導者養成計画案」をたたき台にして、各方式ごとに、より完璧なものを作成してほしいと考えております。平成15年5月15日(文中の敬称は省略しました)目 次はしがき1.速記界の現状認識について2.速記教育機関における授業内容の推移3.指導者養成の対象者について4.科目における分類5.指導者養成の科目について6.指導者養成の教範類について7.指導者の速記史における認識8.指導者の符号体系について9.指導者養成方法について10.指導者研修会開催について11.符号速記に未来はあるのか12.指導者の受け入れ先13.結び1.指導者養成の対象者について2.科目について3.指導者養成の科目について4.指導者養成の教範類について5.中根式の符号体系について1)符号体系における分類2)各符号体系についての説明3)各符号体系の文献類6.指導者研修会開催について7.使用教範類について8.指導者養成方法について9.科目における時間数10.生涯学習インストラクター制度1.速記教育における授業内容の推移2.指導者養成の対象者について3.科目について4.指導者養成の科目について5.指導者養成の文献類について6.早稲田式の速記体系について7.使用文献類について8.指導者養成方法について