速記方式問題レベル2 (2)

 この速記方式問題は「道楽段階」における中級以上に設定をしている。
 この速記文例は、ある速記方式のテキストからコピーをしたものである。反訳文をつけているので、何式かを探してみよう。
 制限時間は30分である。
 
 第1問

〔1行目〕
もってその目的を達し得たりとなすは誤りなり。速記の利用は
〔2行目〕
学識の厚薄によって、その効果に大小あるを記さずべからず。
〔3行目〕
されば速記を学びてこれを活用せんとするものは、速力の
〔4行目〕
進歩とともに学識の修養に努むるところなかるべからず。もし
〔5行目〕
両者を兼ね学ぶの困難なる事情あるものは、まず速力の



〔6行目〕
進歩に意を注ぎことなりて後、さらに後者に指染すべし。要はただ
〔7行目〕
常に学識の修養を度外視せざれば可なり。
〔8行目〕
翻訳の練習が翻訳の力をつける上におきまして最も大切で
〔9行目〕
あることはもちろんでありますが、翻訳の練習は速力の練習にもなるということは……




 

 第2問

〔1行目〕
素粒子のような極微の世界に
〔2行目〕
起こる現象が現代の
〔3行目〕
文明では生活産業ないしは
〔4行目〕
世界観の上に大きな
〔5行目〕
影響を持つようになったが、どちらかというと……
 






 第3問

〔1行目〕
中山 私どもがこういう問題を考える場合に、
〔2行目〕
やはりある程度日本の立場で考えているということになると思う。
〔3行目〕
一般的に日本と外国を産業の面や経済の面で比較するとき、
〔4行目〕
何でもかんでも産業の近代化という言葉で
〔5行目〕
考えている。そういう場合近代化……
 

 
 
 
回答欄

第1問〔 熊崎式

第2問〔 安田式

第3問〔 コクサイ式


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