各体系文献類

 中根正親の体系
中根正親著:中根式 日本語速記法(中根式速記法講解)(大正5年2月 日)
本山桂川著:応用速記術の秘訣(大正14年12月1日)
兼子次生著:中根式日本語速記法 第二編(昭和56年4月29日)

 中根正世の体系
中根正世著:通俗 中根式速記法(昭和2年11月15日)
中根正世著:中根式速記読本(昭和9年7月8日)
中根正世著:中根式速記講座 上巻(昭和22年5月20日)
中根正世著:中根式速記講座 中巻(昭和22年5月20日)
中根正世著:中根式速記講座 下巻(昭和22年5月20日)
中根正世著:中根式速記(昭和27年4月25日)
中根正世著:中根式速記入門(昭和39年 月 日?)
中根正雄著:中根式速記通信教育 普通科コース(昭和44年3月5日)
中根正雄著:中根式速記通信教育 高等科コース(昭和44年3月5日)
中根正雄著:中根式速記通信教育 研究科コース(昭和44年3月5日)
中根康雄著:速記マスターノート 上巻(昭和48年6月25日)
中根康雄著:速記マスターノート 下巻(昭和50年4月5日)
中根康雄著:全国速記検定試験5段合格への道 プロ検定1級合格への道(昭和57年2月)

 中根速記学校の体系
中根洋子著:中根式速記の基本教程(昭和31年12月25日)  菅原 登筆:中根速記学校卒業生のノート(指導:池田正一 昭和44年4月入学)
横溝武雄筆:中根速記学校卒業生のノート(指導:池田正一 昭和49年4月入学)
根岸幸子筆:中根速記学校卒業生のノート(指導:西宮純一郎昭和49年4月入学)
水木能子筆:中根速記学校卒業生のノート(指導:江森 武 昭和52年4月入学)
渡辺芳子筆:中根速記学校卒業生のノート(指導:江森 武 昭和53年4月入学)

 植田 裕の体系
植田 裕/川田秀幸著:中根式速記法原理 上巻(昭和27年4月3日)
植田 裕/川田秀幸著:中根式速記法原理 下巻(昭和27年5月3日)
三野知子筆:高松商業高校速記部員のノート(指導:植田 裕 昭和32年4月入学)
川田秀幸著:ウツシングのすすめ(昭和42年5月7日)
田口京子筆:高松商業高校速記部員のノート(指導:植田 裕 昭和44年4月入学)
植田 裕著:符号の広がり(昭和54年2月10日)
植田 裕著:中根式速記法における順記法の導入(昭和54年8月27日)

 稲垣正興の体系
稲垣正興著:学生の速記(昭和27年5月1日)
稲垣正興著:学生の速記(昭和44年4月1日)
稲垣正興著:速記学習ノート 上(昭和50年4月1日)
稲垣正興著:速記学習ノート 下(昭和49年9月1日)
稲垣正興著:高校速記クラブ 指導の手引き(平成4年4月1日)

 森 卓明の体系
森 卓明著:超中根式速記法(昭和6年12月5日)
森 卓明著:中根式表象法 速記通信教室(昭和32年7月7日)

 森下 等の体系
中根速記協会:季刊ステノ 速記研究誌 1(P42〜P48)(昭和32年8月4日)
中根速記協会:季刊ステノ 速記研究誌 2(P31〜P35)(昭和33年3月31日)
池田正一・中根洋子・森下 等著:中根式速記(昭和43年3月28日)

 武部良明の体系
武部良明著:独習 学生速記(昭和16年5月25日)

 吉川欽二の体系
吉川寿亮著:中根式速記研究 基礎編(1)(昭和42年 月 日?)
吉川寿亮著:中根式速記研究 基礎編(2)(昭和42年 月 日?)
吉川欽二著:中根式速記の研究(昭和56年8月1日)
吉川欽二著:中根式速記法教程 中根式速記法基本編(平成8年5月15日)
吉川欽二著:中根式速記法教程 中根式速記法省略編(1)(平成8年5月15日)
吉川欽二著:中根式速記法教程 中根式速記法省略編(2)(平成8年5月15日)
吉川欽二著:中根式速記法研究 中根式を学習された方に(平成9年9月9日)

 中根カナ速記
中根正雄著:ひらかな、カタカナ応用 即席速記法(昭和42年5月20日)
中根康雄著:中根式速記(上)(昭和45年〜昭和48年ごろ)
中根正雄著:だれでもすぐに使える 簡易速記法入門(昭和47年9月10日)
中根正雄著:だれにでもすぐ役立つ スピードメモ法(昭和53年4月15日)
中根康雄著:1時間でマスター スピードメモ法 筆記力がなんと3倍になる(昭和59年8月31日)
中根康雄著:情報速メモ術 聞き書き力を3倍にする実戦教本(昭和63年1月21日)

 関西大学
兼子次生著:研究ノート(昭和40年10月21日)

 学習院大学
笈川弘巳著:中根式速記教程(昭和44年10月3日)
小林 寛著:速記教本(昭和47年12月21日)
昭和50年度、51年度指導部:速記教本(昭和51年4月1日)
53年度指導部:改訂新版 速記教本(昭和53年4月1日)
第17代指導部:改訂新版 速記教程(昭和55年4月1日)
第19代指導部:改訂新版 速記教程(昭和57年4月1日)
第21代指導部:Text Of Stenography(昭和59年4月1日)

 金沢二水
下谷政弘著:中根式速記研究書(昭和36年10月20日)
下谷政弘著:速記研究書(昭和39年6月28日)

 長岡商業
長岡商業高校速記部編:中根式速記(昭和50年3月 日)
高野伸子筆:新潟県立長岡商業速記部員のノート(昭和50年4月入学)

 西 澤
西澤政之著:最も粋を集めたる中根式速記法 初等科(昭和28年以前)
西澤政之著:最も粋を集めたる中根式速記法 高等科(昭和28年以前)
西澤政之著:最も粋を集めたる中根式速記法 研究科(昭和28年以前)

 田 村
田村 潔著:中根式速記 基礎編(昭和47年12月20日)
田村 潔著:中根式速記 応用編(昭和47年12月20日)
田村 潔著:中根式速記 中段編(昭和47年12月20日)

 超高中根式
河島貞三著:超高中根式速記法(昭和23年10月 日)

などが現存しております。

 私は指導者自身が中根式内に「各法則大系」の存在を認識しておく必要があると思っております。

 例えば、別の教授所で中根式を勉強してきた学習者を指導する場合に「どこの教授所でだれに指導を受けたか」と聞くだけで、その学習者がどういう法則体系を使っているか大体の見当がつき、 学習者の習得度に応じて、習得した法則体系のままで通すか、あるいは新たに法則体系を指導するかということになります。そこで法則体系を指導するときの仕方も変わってきます。

 もし、その指導者が「各法則大系」の存在を知らなかったと仮定してみましょう。

 別の教授所で習った学習者がその指導者のところで指導を受けます。指導者はその学習者の速記文字を見て、学習者が間違って覚えてきたと思い込んで、 自分の法則体系を指導することになります。学習者の習得度によっては、学習者は速記文字を切りかえることになります。そして覚える負担が大きくなり頭の中が混乱をして速度が伸びなくなります。 下手をすれば、その学習者は速記をやめることにもなりかねないことになります。

「中根式の指導者は各体系の文献に目を通して、各体系の省略法などにも精通しておかなければならない」と強調するのは、速記指導者は別の教授所で指導を受けた学習者が、 自分の教授所に来た場合には学習者が使用している速記体系を把握しておかなければ、その学習者に向いた指導ができないからです。

 上記の文献名と著者名ぐらいは覚えておいてほしいものばかりです。

関連資料 [二]…shiryou.pdf(198KB)