符号の解説



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 左上 = commerce ( 商業 ) 

 ・ 右横方向直線 = k
 ・ 頭部に小フックの付いた右回転の水平曲線 = mr
 ・ 小円 = s

ということで、“ k mr s ” で commerce をあらわしています。 ( 母音は完全に省略されています。)

ちなみに、m をあらわす右回転の水平曲線の頭部に小フックを付けることで
r が加わり mr をあらわしています。 ( = いわゆる逆記法となっています。)

もしこの小フックが大フックになれば
mr ではなく ml となります。



 右上 = languages ( 語学 ) 

 ・ 左回転の水平曲線 ( 濃線 ) = ng
 ・ 小円 = s
この “ ng ” は “ language ” をあらわす short forms ( 短記号 ) となっており、
“ ng s ” で languages をあらわしています。



 左下 = shorthand ( 速記 ) 

 ・ 左下へ向かう線 ( 頭部が曲がっている ) = shrt
 ・ 左回転の水平曲線 ( 濃線 ) = nd

ということで、“ shrt nd ” で shorthand をあらわしています。 ( 母音と h が省略されています。)

ちなみに、右回転の左下方向曲線は sh をあらわします。 ( = 中根式の 「 ラ 」 のような形ですね。)

この sh の頭部に小フックを付けることで r が加わり shr となるのは上記 mr の場合と同じです。

さらに各子音線を2分の1の長さで書くことにより 「 その子音 + t 」 となるのがピットマン式の基本法則ですから、
上記 shr を2分の1の長さで書くと 「 shr + t 」 で 「 shrt 」 となります。

また 「 n 」 をあらわす 「 左回転の水平曲線 ( 淡線 ) 」 を2分の1の長さで書くと 「 nt 」 であり、
さらにこの 「 nt 」 を濃く書くことで上記 shorthand の 「 nd 」 となっています。



 右下 = typewriting ( タイプライティング ) 

 ・ 真下方向直線 = t  ・ 頭部に小フックの付いた右下方向の短直線 = prt
 ・ 上記 prt の延長線上に打たれたドット = ing

ちなみに、右下方向直線は p をあらわします。 ( = 中根式の 「 タ 」 のような形ですね。)

この p + 小フックで pr 、さらにこの pr を2分の1の長さで書くと prt となるのは上記 shrt の例と全く同様です。

ということで、“ t prt ing ” で typewriting をあらわしています。 ( type の中の二重母音 ai と writing の中の二重母音 ai が省略されています。)