22.摘記略法 摘記略法とは「言葉の中にある音節だけを抜き出して、他を類推反読をする省略法」である。 1.頭音摘記略法 2音節以上からなる言葉の最初の1音だけを抜き出して他を類推判読させる方法である。 2.尾音摘記略法 2音節以上からなる言葉の最後の1音だけを抜き出して他を類推判読させる方法である。 3.頭尾音摘記略法 言葉の最初の1音節と、最後の1音節だけを抜き書きして全体の音韻を類推判読させる方法である。 4.前音摘記略法 主として字音語(漢語)に適用される方法で、2漢字熟語の前字の音だけを抜き書きする方法である。 5.後音摘記略法 主として字音語に適用される方法で、2漢字熟語の後字の音だけを抜き書きする方法である。 6.択音摘記略法 言葉の中の任意の音節を幾つか選択して、綴り合わせて書く方法で和語、漢語、洋語 のいずれにも適用される。 〔第22図〕 |