gazou2 この「1967年型」あたりでは、
特に横線、斜線、巻上線がより多く用いられた、
   流線型の符号傾向を有していた。



この石村式という方式、やはり伸びやか、田鎖式系統の方式などと比較した場合、よい意味で「バタ臭い」といった感を抱く方式である…私の感覚である。

この「1967年型」あたりでは、特に横線、斜線、巻上線がより多く用いられた、流線型の符号傾向を有していた。
長音表示のほか、「濁音+ン」や「濁音+イ」「濁音+ウ」を表す符号など、規則性という点において例外も多い符号設定ではあったが、 それもまた「書きやすさ」を重んじての選択、開拓の過程であったはずである。

万年筆などでサアーッと活発な速度で書き綴った場合など、とてもがっちりとした符号群が躍動する感じがよく、 筆記体的な書体にも通ずる書き心地のよさを感じられる部分も少なくない。

  1. 文例…符号サンプル1
  2. 文例…符号サンプル2