■ 2008/08/31 (Sun) HP「速記道楽」満5周年を迎えて 相棒といろいろな通信手段を駆使し、ホームページの編集会議を行って満5周年を迎えました。
当サイトでは、開設当初から「速記文字」を掲載するという趣旨で行ってきました。アクセス件数も順調に11万件を突破しました。
■ 2008/08/29 (Fri) 速記用語について 速記用語は下記の4つに分類できます。
@各方式共通の用語
「反訳」「原文帳」などは速記関係者がわかる用語です。
A中根式で通用する用語
「中間小カギ」「インツクキ法」などは中根式関係者ならわかる用語です。
B中根式でも通用しない用語
「冠上法」「抄下法」「加点インツクキ法」などは一部の中根式関係者しかわかりません。
C各方式の速記用語
各式には独自の法則名があります。「依意省略」「簡字」(早稲田式)、「摘記法」「接記法」(衆議院式)、1936法(山根式)は、他方式の関係者にはわかりません。
■ 2008/07/10 (Thu) 「一太郎」ユーザーから見たPDF作成ソフト 以下の文書ファイルをPDFファイルへ変換しました。
文書1〔A4判 422ページ 420,662字 3.34MB〕
文書2〔A4判 626ページ 582,922字 1.512MB〕
*文書1、文書2は連続文書です。PDFファイルを作成するために内容を分割しました。
合計1,048ページ 1,006,654字 4.86MB
いずれも「一太郎2008」の圧縮ファイルです。 リコーの「Value Font DX」を使用しております。「Value Font DX」は、PDF作成時にフォントの埋め込みに対応しておりません。
1.本文は「MS明朝体」、見出しは「MSゴシック体」、表紙・中表紙はリコーの「HG高橋隷書体」を使用。
2.本文中に「速記文字」を挿入。カラー写真、モノクロ写真も挿入。
3.パソコン内に入っているフォント見本も作成。
下記の条件で各PDF作成ソフトを使用しました。
1.すべてのフォントを埋め込む。
2.解像度600dpiで設定。
@「かんたんPDF編集」(インターチャネル)
文書1 5.96MB 文書2 6.73MB
リコーフォントは別のフォントに置きかわりました。
A「pdMaker for Office」(エー・アイ・ソフト)
文書1 4.58MB 文書2 6.46MB
リコーフォントの埋め込みができません。
B「PrimoPDF v3.1日本語版」(エクセルソフト)
文書1 4.65MB 文書2 5.01MB
リコーフォントの埋め込みができます。
C「Justsystem PDF Creator」(ジャストシステム)
文書1 45.02MB 文書2 41.78MB
リコーフォントの埋め込みができます。
*文書2は1回でPDFファイルへ変換できなかったので、1〜300ページ。301〜626ページでPDFファイルへ変換。作業後PDFファイルを結合。
D「JUST PDF〔作成・高度編集〕」(ジャストシステム)
文書1 4.35MB 文書2 6.08MB
リコーフォントの埋め込みができません。
E「Adobe Acrobat 8 Standard」(アドビシステムズ)
文書1 2.42MB 文書2 3.67MB
リコーフォントの埋め込みができません。
*「一太郎」から「Adobe Acrobat 8 Standard」を選択すると「PDF Maker 8.0」ではなく、「Acrobat Distiller 8.0」が起動します。「PDF Maker 8.0」が起動するのは「ワード」及び「エクセル」です。
〔フォント埋め込みの確認方法〕
「Adobe Reader 8」でPDFファイルを開きます。右クリックで「文書のプロパティ」→「フォント」の順番で開きます。
〔例1〕
HGTakahashiReishotai(埋め込みサブセット)
種類:TrueType(CID)
エンコーディング:Identiy-H
〔例2〕
HGTakahashiReishotai
種類:TrueType(CID)
エンコーディング:90ms-RKSJ-H
実際のフォント:HG高橋隷書体
実際のフォントの種類:TrueType
のいずれかで表示されます。
@〔例1〕のように「HGTakahashiReishotai(埋め込みサブセット)」と表示されていれば、フォントが埋め込まれております。
A〔例2〕のように「実際のフォント:HG高橋隷書体」と表示されていれば、フォントが埋め込まれておりません。
B作成したPDFを「JUST PDF〔高度編集〕」で開くと埋め込みされていないフォントは「空白」で表示できます。
〔「Value Font DX」のフォント埋め込み方法〕
前述のように「Value Font DX」は、PDF作成時にフォントの埋め込みができませんので、「Justsystem PDF Creator」及び「PrimoPDF v3.1日本語版」を使用します。
「Justsystem PDF Creator」だけでは、PDFファイルの容量が大きくなるので、全ページを「JUST PDF〔作成・高度編集〕」でPDFファイルへ変換します。「Value Font DX」を使用しているページを「Justsystem PDF Creator」及び「PrimoPDF v3.1日本語版」で変換します。「JUST PDF〔作成・編集〕」から「Value Font DX」を使用しているページ単位で「置換」します。
〔追加情報〕
@「Value Font DX」(平成11年1月15日発売)
A「Value Font D2」(平成12年4月28日発売)
出典: リコーホームページ
*「Value Font D2」は、PDF作成時にフォントの埋め込みが可能。(和文50書体、欧文60書体)
*「Justsystem PDF Suite」は、「Justsystem PDF Creator」(作成)、「Justsystem PDF Editor」(編集)がセットになっており、平成20年3月に販売終了。
出典:ジャストシステムホームページ
■ 2008/05/05 (Mon) 中根式速記法教程〔サウスポー版〕1 中根式では過去に左利きの学習者がおりました。左利きの学習者は大まかに下記のタイプがおります。
1.左手で通常の速記文字を左から右へ書く。(→)
2.左手で速記文字を左右反転して右から左へ書く。(←)
3.右手で通常の速記文字を左から右へ書く。(→)
中根速記学校の同期・K.Y君は左利きですが、速記を書くときは右手で通常の速記文字を書いておりました。(→)
香川県立志度商業高校速記部では、同時期に左利きの部員が2人おりました。
K.Iさんは、左手で通常の速記文字で左から右へ書いておりました。(→)
H.H君は左手で速記文字を左右反転して右から左へ書いておりました。(←)
Y.K君の場合は、右手で速記文字を書いていたので、右利きの学習者よりも速度的には不利でした。
平成18年3月29日に中根洋子著「中根式 速記の基本教程」をPDFファイルへ変換しました。
平成20年4月1日に「一太郎2008」でPDF版「中根式速記の基本教法」〔サウスポー版〕(A5判 56ページ)を作成しました。
左利き用の中根式を作成するために、平成19年12月にPDF版中根洋子著「中根式 速記の基本教程」を「Adobe Acrobat 8 Standard」で画像ファイル(JPEG)に書き出しました。PDFファイルから画像ファイル変換作業は簡単な作業です。
「Adobe Acrobat 8 Standard」の操作は、「ファイル」→「書き出し」→「画像」→「JPEG」です。
画像ファイルの図版部分を「読んde!!ココver.12」でノイズ除去作業してからトリミングしました。図版に「001.基本文字」と3桁の番号をつけると作業がしやすく、マイドキュメントを開いたときには「000〜999」の順番で表示できます。
1ファイルごとに作業が終われば図版をフォルダの中に保存して削除します。
平成19年12月12日から25日に画像ファイルを「花子2007」付属の「花子フォトレタッチ3」で80枚の画像ファイルを左右反転しました。
「花子フォトレタッチ3」の操作は「編集」→「ミラー」→「左右」です。
左利き用の速記では、図版は右から左へ書くようにしていますが、国字と組み合わせるときにつまずきました。
左利きの人でも国字は左から右へ書いております。
平成20年3月29日から4月5日に「一太郎2008」で作成しました。
「一太郎2008」の操作では「挿入」→「絵」→「画像枠作成」→「行」です。
「一太郎2008」では、文字入力を行いながら画像挿入も行います。作業内容によっては画像を「枠を文字の背面に移動する」へ設定すれば、画像の上に文字入力できます。画像が文字の裏側にあるので、文字を入力後、行ごとにドラッグしてツールボックスの「文字を上にずらす」(A↑)/「文字を下にずらす」(A↓)の機能を使用して速記文字と国字が重ならないように国字を配置します。
「一太郎2008」では図版を挿入すると容量が大きくなるので、ファイルを6分割にして作成しました。
PDFファイルへ変換して、「結合」→「しおり作成」作業を行えば完成します。
■ 2008/05/05 (Mon) 中根式速記法教程〔サウスポー版〕2 〔関連情報 1〕
PDFファイルから図版を再利用する場合は、
@「Adobe Acrobat 8 Standard」→「読んde!!ココver.12」→「花子フォトレタッチ3」→「一太郎2008」→「Adobe Acrobat 8 Standard」。
A「Adobe Acrobat 8 Standard」→「一発!OCR Pro5 for 一太郎」→「花子フォトレタッチ3」→「一太郎2008」→「Adobe Acrobat 8 Standard」。
B「Adobe Acrobat 8 Standard」→「読んde!!ココver.12」→「花子フォトレタッチ3」→「一太郎2008」→「JUST PDF〔作成・高度編集〕」。
C「Adobe Acrobat 8 Standard」→「一発!OCR Pro5 for 一太郎」→「花子フォトレタッチ3」→「一太郎2008」→「JUST PDF〔作成・高度編集〕」。
〔関連情報 2〕
最初から図版を作成する場合は、スキャナを使用します。
@「読んde!!ココver.12」→「花子フォトレタッチ3」→「一太郎2008」→「Adobe Acrobat 8 Standard」。
A「一発!OCR Pro5 for 一太郎」→「花子フォトレタッチ3」→「一太郎2008」→「Adobe Acrobat 8 Standard」。
の手順でパソコンソフト(ワープロソフト、グラフィックソフト、OCRソフト、PDF作成ソフト)の機能を駆使して作業を行います。
〔関連情報 3〕
図版を左右反転しない通常の図版作業では、
@「読んde!!ココver.12」→「一太郎2008」→「Adobe Acrobat 8 Standard」。
A「一発!OCR Pro5 for 一太郎」→「一太郎2008」→「Adobe Acrobat 8 Standard」。
で行います。
*OCRソフトの「読んde!!ココver.12」/「一発!OCR Pro5 for 一太郎」。
*PDF作成ソフトの「Adobe Acrobat 8 Standard」/「JUST PDF〔作成・高度編集〕」。
はいずれかのソフトで作業を行います。
図版作業で「ノイズ除去」作業を行えば肉眼で見えないゴミまで除去できます。
「ノイズ除去」作業は時間もかかりますが、「ノイズ除去」作業を行った場合と、行わなかった場合は雲泥の差が出ます。
〔関連情報 4〕
*キヤノン製スキャナ付属の「Adobe Photoshop Elements 5.0」(バンドル版)は、動作が重いので使用しておりません。
*「一発!OCR Pro5 for 一太郎」は、カラー画像の編集作業(ノイズ除去)に対応しております。
「一発!OCR Pro5 for 一太郎」は、「一太郎2005」以降のソフトをインストールしていなければ、単体で動作しないジャストシステムの直販製品です。キヤノン製スキャナをセットにしたスペシャルモデルも取り扱っていました。
*「読んde!!ココver.12」は、カラー画像の編集作業(ノイズ除去)ができません。モノクロの画像になります。
手書きで速記関係資料を作成していた時代でも、左利き用のテキスト作成が技術的には可能でした。
@ガリ版では、鉄筆でロウ紙の表側に国字を書き、裏側に速記文字を書けばできます。ガリ版の原版は一度謄写版で印刷すると使い捨てでした。
また、速記文字の図版だけ別に作成する方法もあります。表側に通常の速記文字を書き、印刷の段階で裏側に印刷できます。二度刷りの方法です。
A青写真では、製図用のロットリング(0.3ミリ)でケント紙の表側に国字で書き、裏側に速記文字を書きます。
ケント紙で作成した原版はコピー機でも使用できます。
速記界では左利きの学習者が少なかったので、左利き用のテキストを作成しておりませんでした。
現在は、パソコンソフトを駆使すれば「左利き用の速記テキスト」の作成が楽にできます。
■ 2008/01/01 (Tue) 新しい年を迎えて 新しい年を迎えました。
当サイトは8月31日で満5周年を迎えます。
当サイトでは、管理人と相棒は常に対等の立場で編集会議を行っております。我々はいろいろな通信手段を駆使して詳細な作業手順の確認体制を確立しております。
近日中に更新作業を予定しております。
■ 2007/12/31 (Mon) 平成19年を振り返って ことしは、「花子2007」付属の「花子フォトレタッチ3」で「画像ファイル」の反転ができるようになりました。
速記関係の資料作成では、「一太郎2007」で文字入力、スキャナで速記文字の取り込み、PDF作成ソフトでPDFファイルまで作業を行います。
「花子2007」付属の「花子フォトレタッチ3」で画像処理することもあります。
私の悪い癖ですが、マニュアルを見ないで感覚で操作を行います。わからなくなったときに初めて市販のマニュアルを開いております。ですから、使用しない操作はいつまでたっても覚えません。
平成20年の年賀状は「一太郎2007」と「花子フォトレタッチ3」で作成いたしました。
背景の速記文字の色は画像処理しております。元の色は「緑」です。