■ 2006/12/29 (Fri)  速記雑話 速記法則は出尽くした

 昭和50年ごろだったと思いますが、中根式速記協会の行事でT.N(某市議会)さんとお話しした際に
「速記法則は出尽くした」
と言われました。
 T.Nさんは中根式速記協会機関誌「速記時代」(昭和48年2、3月号から4月号)に掲載されていた「運筆の研究」として各地の文例を見て言ったのだと思います。33名の方が同一文例(当サイトでは32文例を掲載済み)を出しておりますが、文例を出していない方が何人もおります。33人の中で年齢的に私が一番若い方でした。
 中根式を学習した年代、教育機関などの違いもありますが、各人がいろいろな書き方をされております。
 そのT.Nさんは当時43歳ぐらいだったと思います。私も中根式速記協会では若手の部類でしたので反論しませんでしたが、T.Nさんが知らない中根式では新しい速記法則が出ておりました。

 中根式では、その後新しい速記法則が出ております。
 昭和56年6月 「SF・SM記法」(サインフリー化・サインマルチ化)
 昭和58年1月 「ゾーン記法」
 昭和62年6月 「逆・逆記法」
 昭和62年6月 「楕円逆記」等々
 一部の中根式関係者は、新しい速記法則を使用しております。
■ 2006/12/25 (Mon)  「速記道楽 保管庫」

 12月10日に「速記道楽 保管庫」をオープンいたしました。

http://sokki.syuriken.jp/
 
■ 2006/12/19 (Tue)  Adobe Reader 8.0

 アドビシステムズから「Adobe Reader 8.0」が新しく出ました。

http://www.adobe.com/jp/products/acrobat/
■ 2006/12/10 (Sun)  西洋の速記

 1965年にスイスのエーメ・パリ速記協会からマルセーヌ・R・ラシーヌ著「世界の速記」が発行されました。
 原著はフランス語ですが、A5判で166ページの本です。
 当サイトでは、創案者の写真と速記文字の図版を抜粋して「西洋の速記」としてまとめました。
 PDFファイルですが、作成作業で「一太郎2006」のフィルに図版を挿入した関係で約4.5MBの容量になりました。
 一度、用紙に印刷してからスキャナでPDFファイル作業を行えば、PDFファイルの容量を少なくできたと思います。

 またフランスでは1909年にアルベール・ナヴァール著「STENOGRAPHIE」A5判で808ページが発行されております。分類は「速記史」です。
■ 2006/12/02 (Sat)  「速記関係問題100問」の解き方

 「速記関係問題100問」の解き方について

「問1」は、「速記雑感」2006年7月9日“「みんなの速記小委員会」報告について”に掲載済みです。

「問2」及び「問3」は、「速記基本文字総覧」“速記基本文字総覧別表”に掲載済みです。
「問2」は、マル・バツ式のサービス問題です。
「問3」は、語群の創案年代を別表を見ながら順番に並べれば答えが出ます。

「問4」は、兼子次生著「萬国速記史」及び向井征二著「速記の歴史(西洋編)」からの出題です。

「問5」は、兼子次生著「萬国速記史」から出題しております。
 「速記資料館」“世界速記年表”を調査すれば16問できます。

「問6」は、語群の中から2方式を選択する問題ですので、速記関係の資料で調査すればわかると思います。第1図と第2図の違いは「W、Y、H」です。
 兼子次生著「萬国速記史」で調査すれば自ずから解答が導けるはずです。「消去法」で消していけば残ったのが正解です。

「問7」は、「速記基本文字総覧」“速記基本文字総覧別表”に掲載済みです。
 別表を系統図にしただけです。語群の中から方式別の系統を埋めていけば答えが出てきます。

 当サイトに掲載済みの原稿で最低「86点」が取れます。
 兼子次生著「萬国速記史」で、最低「98点」が取れます。

 参考までに、私が高校3年生当時(38年前)に速記関係の資料を集めておりましたが、当時の資料で問題文を解いたら「46点」でした。高校3年生のレベルで、「46点」という点数が、高校速記部員として高いか低いかはわかりません。

 「速記関係問題100問」も「語群」なしで、すべて「記述式」で作成すれば難問になると思います。
■ 2006/12/01 (Fri)  「速記関係問題100問」の応募締め切り

 「速記関係問題100問」の応募を締め切りました。
 応募者は「0名」です。
■ 2006/11/30 (Thu)  資料紹介 速記大学通信教育

 日本速記協会機関誌「日本の速記」昭和31年度版に「そくとぴっく」という欄があります。

「そくとぴっく」昭和31年4月号
 速記大学通信教育、東京にあらわる。本邦最古の歴史斯界の最高峰原子力時代に速記の需要は無限大月収10万円、日研速記局、とある。

「そくとぴっく」昭和31年5月号
 「世には速記の易き一面のみを強調し、それが自式の優秀性であるかのごとく宣伝するものもないではないが、多くは売本主義の空宣伝」「誇大な宣伝をもって世を惑わす講義録類が跋扈する現状を憂え、優秀な速記者を1人でも多く世に送らんとする」目的、使命で生まれたのが40余年の研究になるS式(スタンダード式)速記大学講座。速記力3600字。主宰者三浦氏。東京都国分寺町丸山台から社団法人日研速記局、日英速記教育協会が発行。受講料1800円。期間10ヵ月。受講生は性別、学歴、年齢に制限なし。優秀者には毎月500円の奨学費を贈る。英文速記大学講座(50名)もある。



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