■ 2006/11/28 (Tue)  毛利式関係文献紹介

 毛利式関係の文献を紹介いたします。

毛利高範「日本短記法」上巻 菊・35 同人方 明治32年2月
毛利高範「毛利式日本速記法」 四六・54 翰林社 大正9年7月
毛利高範「修訂 毛利式日本速記法」 四六・53 毛利式速記研究所 大正10年8月
毛利高範「毛利式日本速記術」 四六・134 毛利式速記研究所 大正11年8月
毛利高範「毛利式日本速記法詳解」四六・81 毛利式速記学校 昭和2年9月
毛利高棟「毛利式速記法独習指導録」四六倍・12 毛利式速記学校 昭和5年9月
毛利高範「毛利式速記発達の概要」四六・28 毛利式速記学校 昭和10年5月
毛利高棟「毛利式速記自由略法集」四六・36 毛利式速記学校 昭和11年5月

出典:日本速記百年記念誌 昭和58年10月28日発行 日本速記百年記念会
■ 2006/11/24 (Fri)  毛利式について その2

 浅川隼編「日本速記五十年史」(昭和9年10月28日発行 日本速記協会)に、毛利式について下記の記述があります。

「毛利式速記術」
 毛利式速記法は大正9年7月、当時貴族院議員たりし子爵毛利高範の考案発表になれるものであって、その基礎文字は上(※図版省略)のようなものであって、その著「毛利式日本速記法」の序に

 元来速記法には文字的と幾何学的との二大派がある。前者はローマ字に似た字形で、同じ方向に筆を動かすから書くのに甚だ都合がよいけれども、後者は全くそれと違っているので、その便否は論ずるまでもないのである。
 それゆえ自分は、この文字的の速記術を組み立てようと企てて29年の間幾多の研究を重ねた結果一つの新法を発見して日本速記法と名づけたのである。そうして最も特色とするものは語法を直接に速記上に応用した略韻法略音法の制定であって、本法の価値もまたここに存するのである。

とあって、世間ではこれを草書派と称しているものである。
 この「毛利式日本速記法」は大正9年7月に発表になったもので、次いで、大正11年「毛利式日本速記術」を公刊し、翌12年4月東京府認可の下に毛利式速記学校を設立して教授し、盛んにこれが普及発達に努めつつある。
 しこうしてその課定要目なるものを見るに
  利用科(ノート用)出席60日以内(反文1000音以上)卒業
  本 科      出席120日以内(反文2400音以上)卒業
  研究科      出席180日以内(反文3300音以上)卒業
  ■毎日1時間個人教授
  ■学則要郵券2銭
  ■入学毎月(8月以外)
 速記者たらんとする者は少なくとも中学、高女卒の学力を要す。

とあって、研究科においては4000音を突破している者も数氏あり、中には4394音のレコードを有する者すらあるとのことである。
 なお独習者のために「毛利式日本速記法詳解」「速記法独習指導録」なるものがある。

※この項目は安田勝蔵さんが書きました。
■ 2006/11/23 (Thu)  毛利式について その1

 武部良明著「国語速記史大要(下)」(昭和27年2月5日発行 日本速記協会)に、毛利式について下記のように書かれております。

 大正8年6月26日、国民新聞は毛利高範による新方式の創案を報じた。引き続き次の三著が出版され、ここに毛利式の基礎がつくり上げられた。
  大正9年7月 毛利式日本速記法
  大正10年8月 修訂毛利式日本速記法
  大正11年8月 毛利式日本速記術
 毛利高範は、明治23年「日本短記法」をあらわした後も、ドイツ系の速記方式いわゆる斜線派(※)の研究を続けてきたのである。
 毛利は、その基礎としたドイツ系速記方式につき、次のように述べている。

 ドイツ派の開祖たるガベルスベルガー式を簡単化したるファルマン式が簡便なりとの結論を得たるをもって、専らこの立場より研究すべく決意し、ここにローマ字的速記研究の第一歩を踏み出せり。(「毛利式速記発達の概要」)

 この際毛利式は「字形は全然独式」にするため、ファルマン式の画線体系を変えずに進もうとした。

 字形として取り得る斜線に三種あって、(イ)左方即ち前に曲げるもの、(ロ)鋭く止まるもの、(ハ)右方即ち後に曲げるもの、である……斜線の上部もまた三体に変わり、(ニ)前方より曲げるもの、(ホ)鋭く始めるもの、(ヘ)後方より曲げるもの、である。(「毛利式日本速記法」)

 また、ファルマン式が下行線に子音、上行線に母音をあて、それらの複合によって音節をあらわしている点もそのまま受け継ごうとした。

 発声をあらわす文字に斜線を用い、その斜線と斜線との間を連絡する線を母韻に配って、同じ方向に筆を運ぶのである。(「毛利式日本速記法」)

 毛利式はファルマン式の画線的特徴がそのまま生かされているわけである。
 しかしこの場合、ファルマン式では、父音符号をすべて淡線としているのに対し、毛利式では既存国語速記方式を参考にした清音を淡線、濁音を濃線というようにした。そのため、前者は父音符号の濃淡と上行線の種類との複合によって諸母音を表示しているのに対し、毛利式では父音符号の長短と上行線の種類との複合によって単母音アイウエオ及び二重母音アイの六種を表示した。また毛利式では各父音符号及び母音符号における画線の配当が「彼我言語の相違」により独特の立場から規定された。そのため個々の線とそのあらわす音については、グラハム式対田鎖式のような関係が見られない。これは、中根式の場合と同じく、直訳的翻案態度を避けたためである。
 毛利は、既存国語速記方式を「幾何的」と名づけ、自己の方式を「文字的」と呼んだ。

 幾何的の速記は入りやすく得がたく、文字的のは入りがたくて得やすいというのが定論であるが、どこが入りがたいかというと、その字形が幾何的のよりも書きにくく見えるからである。しかし覚え込んでしまえば、幾何的のよりも早く書ける。(「毛利式日本速記術」)

 簡単な線を用いるには、いろいろの形の線を探さなければならない。ピットマン式はその線の体系を定規とコンパスによって正円から割り出したが、線を簡単にするかわりに、書きやすい線を有効に用いることも考えられるため、ガベルスベルガーはその線の体系を日常の筆記体に求めた。これが毛利の言う「幾何的」及び「文字的」なる名称の生ずるゆえんである。日本語のための既存速記方式がいずれも前者の系統に属するのに対し、毛利式の後者の系統から生まれた。このことは、国語速記方式発達史の立場において、毛利式を有意義ならしめるものである。
 また毛利は、いわゆる略字に関し次のように批判していた。

 日常最も多く使われる言語は、一音ずつ書き綴るの煩わしさを避けるため、その言語に代用する略字をつくって速力をまそうとするのは、従来の速記術に見るところであるが、これをもって完全な方法とは言いがたいのである。(「毛利式日本速記法」)

 毛利式においては「乱雑不規則」な「自分勝手の符牒」を避けるため、すべてが法則的に一貫するように組み立てられた。これが父音符号の位置によって母音を示す略韻法、及び二音文字の組織的構成と考えられる略音法である。毛利はこの二法こそ「確とした規則の上に」立つ省略法であり「略字または略符」にかわるものと考え、初めのうちは個々の高頻度語に対する規範的例示も行わなかったくらいである。この考え方は、当時余りに理想的にすぎるとの非難を免れなかったが、毛利式においては、さらにこれを完備させるための研究が続けられたのである。
 毛利は大正11年東京淀橋柏木に速記研究所をつくり、翌12年4月東京府の認可を得てこれを毛利式速記学校とした。しかし遺憾ながら、田鎖式における林、若林のような献身的受講生を得るに至らず、そのため毛利式は、当分の間、優秀速記者を送り出すことができなかったようである。

※武部良明著「日本速記八十年史」(昭和38年10月28日発行 日本速記協会)では、「斜線派」を「草書派」と呼び方が変更になっております。
■ 2006/11/01 (Wed)  速記関係問題の難易度

 「速記関係問題」の作成では、同じ内容の問題でも解答方法を「記述式」「語群選択」「マル・バツ式」「完全解答」「引っかけ問題」等々、いずれの方法を取り入れるかによって難易度が変わってきます。

 「記述式」では、適当な言葉・単語を入れなければなりませんので、かなり難しい部類に入ります。

 「語群選択」では、答えが「語群」の中に出ておりますので、易しい部類に入ります。

 「マル・バツ式」では、答えが「マル」か「バツ」だけですので、かなり易しい部類に入ります。

 「順番に並びかえ」では、全体を知らないと、順番に並びかえができません。1ヵ所でも間違うと順番が狂いますし、運がよければ、間違った部分だけで済みます。

 「完全解答」では、問題自体がセットになっておりますので、全部できなければ、得点に結びつきません。

 「引っかけ問題」では、うっかりすると間違う問題ですので、要注意です。

 また、「制限時間」を設けて解答するか、いろいろな「速記関係の文献等々を駆使」して解答するかでは、得点も変わってきます。

 一度でも「文献」に目を通していれば、記憶のどこかに残っているはずです。記憶に残っていれば、その文献を容易に探せます。

 最終的には「文献」を持っているかどうかですが、どの文献に掲載されていたかという「記憶力」と「調査力」を見る問題です。

「速記関係問題100問」をアップしておりますが、当サイトに掲載している原稿を調査すれば「86点」は取れるように問題文を作成しております。
 残りの「14点」は、いろいろな速記関係の文献を駆使して調査すれば取れます。
■ 2006/10/28 (Sat)  資料紹介 各式の速記教育機関 その2

 昭和41年5月当時における各式の速記教育機関を紹介いたします。住所は昭和41年5月現在です。

×札幌特技専修学院〔札幌市〕指導・増田精一〔熊崎式〕
×成徳専門学院〔札幌市〕指導・上林久治〔熊崎式〕
△早稲田速記札幌学院〔札幌市〕指導・岡本 登〔早稲田式〕
×岩手速記学院〔岩手県盛岡市〕指導・加茂秀雄、外〔中根式〕
×川村速記学校〔青森県弘前市〕指導・川村秀蔵〔中根式〕
×自由ヶ丘ソレイユ学園〔東京都目黒区〕指導・田鎖源一〔田鎖式〕
×田鎖速記研究所〔東京都目黒区〕指導・田鎖源一〔田鎖式〕
○立川速記者養成所〔東京都立川市〕指導・関根雪峰〔カナ式〕
×東京速記センター〔東京都大田区〕指導・高槻義信〔高槻式〕
○東京・中根速記学校〔東京都千代田区〕指導・池田正一、外〔中根式〕
×日本速記教育センター〔東京都新宿区〕指導・伊藤正平〔早稲田式〕
△早稲田速記学校〔東京都新宿区〕指導・堀部明、外〔早稲田式〕
×早稲田速記池袋教室〔東京都豊島区〕指導・浅見和男〔早稲田式〕
×早稲田速記銀座教室〔東京都中央区〕指導・富永フミヨ〔早稲田式〕
×早稲田速記佐竹速記塾〔東京都豊島区〕指導・佐竹康平〔早稲田式〕
×早稲田速記渋谷教室〔東京都渋谷区〕指導・羽生幸子、外〔早稲田式〕
×YWCA学院(邦文速記科)〔東京都千代田区〕指導・田鎖源一〔田鎖式〕
×参議院速記者養成所〔東京都世田谷区〕指導・糸若 遜〔参議院式〕
×衆議院速記者養成所〔東京都世田谷区〕指導・坂内徳松〔衆議院式〕
×ソクタイプ研究所〔東京都渋谷区〕指導・佐伯功介〔ソクタイプ〕
×泉会全音速記塾〔長野県長野市〕指導・乙部泉三郎〔泉式〕
×イトー式速記普及会〔名古屋市〕指導・伊藤勝持〔イトー式〕
×岐阜市成人学校速記科〔岐阜市〕指導・橋田 勇〔衆議院系〕
×中根速記浜松支部〔浜松市〕指導・佐山良平〔中根式〕
×中根式速記三重支部〔三重県度会郡〕指導・高木 宏〔中根式〕
×日速研岐阜支部〔岐阜市〕指導・別宮英夫〔日速研式〕
△日速研名古屋支部〔名古屋市〕指導・田辺則男〔日速研式〕
×日速研四日市支部〔三重県四日市市〕指導・別宮英夫〔日速研式〕
×大阪山根速記学校〔大阪市〕指導・山根祐之、外〔山根式〕
△大阪早稲田速記学校〔大阪市〕指導・石川吉正、外〔早稲田式〕
×高山速記研究所〔大阪市〕指導・高山三郎〔熊崎式〕
×中根速記大阪支部〔大阪市〕指導・西 峰生〔中根式〕
×日本速記研究所〔大阪市〕指導・吉崎謙太郎、外〔日速研式〕
×米田速記編集研究所〔大阪市〕指導・米田好兼〔米田式〕
×京都速記研究所〔京都市〕指導・森 卓明〔中根式〕
△熊崎式速記普及会〔京都市〕指導・藤岡宏彰、外〔熊崎式〕
×日速研京都支部〔京都市〕指導・中西国夫〔日速研式〕
×福知山速記研究所〔京都府福知山市〕指導・足立卓総〔中根式〕
×早稲田速記京都同志会〔京都市〕指導・佐久間 直〔早稲田式〕
×神戸新聞文化センター速記教室〔神戸市〕指導・牧 泰之輔〔牧式〕
×神戸新聞文化センター速記教室〔姫路市〕指導・山本一男〔早稲田式〕
×神戸新聞文化センター速記教室〔西脇市〕指導・山本一男〔早稲田式〕
×早稲田速記神戸研究会〔神戸市〕指導・山本一男〔早稲田式〕
×早稲田速記西宮研究会〔西宮市〕指導・山本一男〔早稲田式〕
×日速研神戸支部〔神戸市〕指導・中西国夫〔日速研式〕
×豊岡速記学塾〔神戸市〕指導・豊岡敬人〔山根式〕
×熊崎式綜合速記普及会教室〔神戸市〕指導・藤岡宏彰、外〔熊崎式〕
○中根速記兵庫支部〔神戸市〕指導・稲垣正興〔中根式〕
×神戸速記学校〔神戸市〕指導・木下謹三郎〔中根式〕
×日速研尼崎支部〔尼崎市〕指導・小田開造〔日速研式〕
×日速研姫路支部〔姫路市〕指導・小田開造〔日速研式〕
×中根速記和歌山支部〔和歌山県〕山崎英夫〔中根式〕
×日速研奈良支部〔奈良市〕指導・中村一恵〔日速研式〕
×日速研難波支部〔大阪市〕指導・河合静香〔日速研式〕
×木村速記学院〔岡山市〕指導・木村嘉男〔木村式〕
×岡山市立公民館速記講座〔岡山市〕指導・相賀 庚〔相賀式〕
×広島YMCA速記科〔広島市〕指導・酒井哲夫〔中根式〕
×国字式速記塾〔広島市〕指導・国字寿光〔国字式〕
×早稲田速記広島研究会〔広島市〕指導・沢村治雄〔早稲田式〕
×植岡式速記法普及協会〔松山市〕指導・植岡健治郎〔植岡式〕
○石村速記研究所〔福岡市〕指導・石村善左〔石村式〕
×熊本市青年学級速記科〔熊本市〕指導・鬼木淑子〔中根式〕
×熊本市社会人速記教室〔山鹿市〕指導・坂梨正明〔早稲田式〕
×小西速記研究所〔長崎市〕指導・小西佐都志〔長商式〕

※現在、残っているところは「○」、自然消滅したところは「×」、名称が変更になっているところは「△」を頭につけました。

 昭和41年は、速記界が最盛期の時代でした。
■ 2006/10/10 (Tue)  新刊紹介 PDF活用バイブル

 日経PC21編「PDF活用バイブル」が200年8月20日に発行されております。B5判で130ページですが、定価は税込みで880円です。
 内容は
1.“電子の紙”で、らくらく文書管理
  PDFなら紙より100倍便利!
2.PDFの基本から応用までじっくり学ぶ
  「使って覚えるPDF」講座
3.「端が切れた」「はみ出した」よさらば
  もう失敗しない!快適印刷「虎の巻」
4.破れた紙をつなぐ、伝票にぴったり文字入力
  複合機にも使えるスキャナー10大活用
5.印刷、スキャン、コピー、ファックス−1台多役!
  プリンター複合機「活用のツボ」

です。

 いろいろなPDF生成ソフトなどを紹介しているので、自分の用途に合ったPDF生成ソフトを選べると思います。
 書店の「雑誌コーナー」に置いてあります。
 ISBN4−8222−2790−1 C9455 ¥838E
■ 2006/09/29 (Fri)  資料紹介 各式の速記教育機関 その1

 昭和30年11月当時の各式の速記教育機関を紹介いたします。住所は昭和30年11月現在です。

×衆議院速記者養成所〔東京都千代田区〕
×参議院速記者養成所〔東京都千代田区〕
×裁判所書記官研修所養成部速記部〔東京都文京区〕
 ×ソクタイプ研究会〔東京都渋谷区〕一般にも指導。
○中根速記学校〔東京都千代田区〕実地指導・通信教育
△早稲田式速記普及会〔東京都新宿区〕通信教育
 △早稲田式速記士養成所〔東京都新宿区〕実地指導
×渋谷タイピスト学校速記部〔東京都渋谷区〕指導・西尾利信(早稲田式)
×佐竹速記塾〔東京都豊島区〕指導・佐竹康平(早稲田系無名式)
×佃速記塾〔東京都杉並区〕指導・萩谷哲夫(田鎖系佃式)
×実務学会〔東京都渋谷区〕指導・田鎖 一(田鎖67年式)
×毛利式速記研究会〔東京都渋谷区〕指導・穂積武子(毛利式)
×京都速記研究所〔京都市左京区〕指導・森卓明(中根式表象法)
×中根式速記京都研究会〔京都市下京区〕指導・岩谷貞代(中根式)
×米田速記記録研究所〔京都市下京区〕指導・米田好兼(熊崎系米田式)
×大阪速記研究所〔大阪市住吉区〕指導・瀬戸豊(中根式森派)
×山根速記学塾〔大阪市都島区〕指導・山根祐之(国字系山根式)実地指導
×田辺速記塾〔大阪市住吉区〕指導・高山三郎(熊崎式)
×高嶋速記研究所〔大阪市阿倍野区〕指導・高嶋作郎(田鎖系佃式)
×牧速記術研究所〔大阪府豊中市〕指導・牧泰之輔(熊崎系牧式)
×神戸速記学校〔神戸市中山手〕指導・大西田鶴子(熊崎式と中根式)
×イトウ式〔名古屋市千種区〕指導・伊藤勝持(イトウ式)
×国字速記学塾〔広島市吉島本町〕指導・国字寿光(国字式)
○石村速記研究所〔福岡市天狗松〕指導・石村善左(26年式)
×岩村式カナ速記協会〔東京都豊島区〕指導・岩村学
 ×深堀式〔東京都江東区〕指導・深堀義輝(岩村系深堀式)
×泉式〔長野市北石堂町〕指導・乙部泉三郎(泉式)
※現在、残っているところは「○」、自然消滅したところは「×」、名称が変更になっているところは「△」を頭につけました。
出典:西来路秀男著「速記入門ハンドブック」昭和30年11月15日発行(株式会社ハンドブック社)より

 51年後の今日では、指導者が亡くなりかなりの速記教育機関が自然消滅しております。
 現在では、新しい教育機関も残っております。



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