速記講座【16】 キャ・キュ・キョ

 さて、「キャ・キュ・キョ」など拗音の書き方がまだでしたね。仮名では 「キ」に小書き文字の「ャ・ュ・ョ」をつけていましたが、速記文字でもいける かな?

 これはだめですね。速記文字の「ヤ・ユ・ヨ」を小さく書くと、「ア・ウ・ オ」になりましたね。もっと小さく書くと「タ・ツ・ト」になってしまいます。

 ローマ字ではどうだったでしょう。「キャ・キュ・キョ」は「kya・kyu・ky o」ですね。「y」を消すと「ka・ku・ko」つまり「カ・ク・コ」になり ますね。

 ということは、「ka・ku・ko」に「y」を示す何かをつければいいんじ ゃないかな。

 そうなんです。速記文字に小さな何かをつけるんです。

 でも、小さな円は「ン」で使ったし、何だろう。それに、後ろにつけると 「ン」がつけられなくなるし、切り線は濁音で使っているし……。

 さあ、皆さんも考えてみてください。どんな形が拗音として使えるんだろう。

 〔答えのかぎ〕
 そうか、前に何かをつけるのか。でも、前の速記文字に続けて書くとなると、 どんなものが使えるんだろう? 



 それでは、正解は次の講義までお待ちください。