速記講座【3】 アカサタナ
書き始め地点と書き終わり地点を結ぶと、2時の方向になります。 符号の後ろについている小円は「ン」をあらわします。曲線は内側に、直線は上 につけます。 もしもその小円がなければ、それぞれ「ア・カ・サ・タ・ナ」となります。 また、「ア・カ・ナ」の長さは7〜8ミリです。「サ・タ」は、その半分の3 〜4ミリになります。 これはあくまでも練習するときの目安で、実際に例えばホワイトボードに書く 場合はぐっと大きくしたらいいし、手帳なんかに書き込む場合はそっと小さくし てもいいわけです。要するに基準の長さの線とその半分の長さの線ということに なります。 (1)上の「アン・カン・サン・タン・ナン」を何回も書いて覚えましょう。 まず、正確に書いてください。速記文字は単純な線なので、仮名を書くのと同 じぐらい書きなれてくると、速さは後からついてきます。 (2)次の例題を読んでみましょう。下の日本字を何かで隠して、何回も読んで いきます。すらすら読めるようになれば、今度は速記文字を何回も書いていきま す。 −−−−−−−−−−−−− ところで、例題の1〜4行目は「しり取り言葉」に、5行目は「回文」になっ ていることに気がつきましたか。 「回文」というのは、ある言葉なり文章が前から読んでも、後ろから逆に読ん でも同じ発音になるものでしたね。 「アカサタナ」の5音と「ン」だけでも、いろいろな言葉が書けるようになり ましたよ。 |