トルコ語速記  stenografi


STENOGRAFIでなくSTENOGRAFİです



 もともとのトルコ語では語頭のTとD、 PとBの区別がなかった。トルコ語で語頭のDの単語もウズベク語やウイグル語などではTになっている。アゼルバイジャン語はトルコ語に近い。
例 DILI とTILI (意味は言語)   
 
トルコ語でDAĞ(発音はDĀ) Ğは発音されず長音になる
 
ウイグル語だとTAG ウイグル語のアラビア文字だとغ「ガイン」喉の奥から出すG (意味は「山」)

発表 創   案   者 書     名  系 統   図書館
1877   M.G.グリュンバウム ガベルベルガー
1893  C.H.Gontard ゴンタール  Duployé    
1908   Wolfanbuetteel,Heckner  ガベルスベルガー   
1918  Avraham Ben-Aroya  Türkę lisanına mahsus sitenografya ušlü Duployé  Prévost-Delaunay  Princeton 
1936    Maarif V.B.  Stenografi kursları talimatname ve programı    トルコ国立
1938  Saffet Raik İrtenk Stenografi    トルコ国立
1942  Yazan Kâzım Arar  Stenografi   トルコ国立
1943  Avram Benaroya   İstenografi     
1948  Mustafa Pehlivanoğlu Stenografi notlarım    
1951  İsmail Özgül  Türkuçemiz için istenografi    トルコ国立  
1954  T.C. Maarif Vekâleti  İstenografi    トルコ国立 
1958  イーサン・イエネル    Greeg 
1969  Vehbi Taş Kısa stenografi    
1971  Nejat Yada Stenografi    
1987  Muzaffer Okutkan Stenografi    



TURKIYE BIBYIYOGRAFYASI 1928-1938 によると
İrtenk, Saffet Raif stenografi Devlet B., 1938


TURKIYE BIBYIYOGRAFYASI 1938-1948 によると
İstanbul  1944. Güller  Basımevi.  Millî Eğitim Bakanlğı: İstenografi.
İstanbul  1945. Millî Eğitim.
 Pehlivanoğlu, Mustafa: Stenografi notlarım.  İstanbul  1948.  Çopurglu Basımevi.

 オスマントルコの時代にあっては、アラビア文字を使用しており、アラビア文字で分速60語を書くことができた(ナヴァールより)。かなり速いものである。これは短母音を省略した書き方であろう。アラビア文字の使用では、原則的に短母音を書かないのである。トルコ語においては日本語ほどではないが母音の出現率が高い。しかし母音調和があり、2番目以降の母音は省略してもわかるのものが多いであろう。
 1923年にアタチュルクは、アラビア文字からローマ字に変えた。成功した例である。(アジアの他の国でローマ字化したのは、ベトナム、インドネシア、マレーシア)その後ウズベキスタン、アゼルバイジャンはキリル文字からローマ字へ。
 
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