アマチュア速記の場合は、文部科学省認定速記技能検定試験の3級(分速240
字×5分)及び4級(分速180字×5分)の実力があれば十分です。速記学習の程
度によって利用方法は幾らでもあります。プロ速記者養成を目的としなければ、
速記法の全体系を指導する必要もなく、初歩的な速記法体系だけで十分です。
3級程度の速記力ならば、口述・秘書、勤務先会議の要点速記。4級程度なら ば講義のノート、電話のメモ、原稿の下書き。5級及び6級ならば日記などの利 用法が幾らでもあります。 最近はパソコンが普及をしておりますので、高頻度の言葉や固有名詞に対して は速記法則を応用した単語登録をする方法もあります。ほとんどの速記者は、反 訳のときにはパソコンの単語登録機能を利用して入力の速度を上げております。 一例になりますが、わく=我が国、こみ=国民、けほ=憲法、かけ=関係、しの =私の/しかしながら、もん=問題、……などがあります。これらの方法は全速 記法の理論体系を知らなければできません。 速記と年齢
速記学習において個人差があるので年齢的なものはほとんどありません。
速記を学習する年齢は何歳からできるかは、指導条件によって異なります。
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