◆◆ 綱紀の継承者 ◆◆ 綱紀の継承者とも言える子の一は、1908年(明治41年)には既に速記者として活動していた。
一が学び用いた符号は、恐らく綱紀によるところの「斜線によるサ行、タ行」符号を含むものであったと推察される。
とにもかくにも、その後、自身の研究開発による51年式、60年式、67年式、76年式と、次々に新速記方式の創案者として並々ならぬ研究成果、速記界に与える影響など、
大なるものを残していった一であった。綱紀の研究もさることながら、子息の一も立派である。
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