執筆者: 平野 明人 (EPSEMS速記法考案者)
テーマ:田鎖76年式速記法について2018/5/28 ◆◆ 田鎖綱紀の真実 綱紀は少なくとも最初の発表から約11年後の1893年(明治26年)11月には「新式速記術」で「サ行、タ行」に「右上、左下」方向のいわゆる「斜線」を用いている。 これは熊崎式あたりからの動きと思われる向きもあるかもしれないが、大きな流れとしては綱紀から始められているようである。 この「新式速記術」における50音符号は、その約20年後に出された1913年(大正2年)の「大日本早書学邦語速記術」における50音符号と大差ないことからも、 綱紀なりの自信をうかがい知ることができる。
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