実務畑の流れとは異なる…

 いろんな解釈は成り立つのだが、やはり綱紀は、若林玵蔵を初めとする実務畑の流れとは異なる理想、 ゴールを描いていたと想像、推察される。

そういった目的に立って考案、改良されてきたものととらえると、 なおさら綱紀の符号系統、符号観の妙味がうかがい知れるかのようでおもしろい。

そしてその符号観を、実に確信犯的に保持、全うした綱紀であり、それをこれまた見事に体現していった子息の一、そして孫の源一であったと、 今になって私なりの認識として自得するところである。

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