実際の速記符号

今回はこのくらいにして、最後に実際の速記符号のわずかな部分ですが、書き出してみたいと思います。




「クイ」の符号など、成り立ちが不可解に思われることと思いますが、 これは田鎖系の複画派符号のなごりをとどめるものでもあり、 私の経験等をもとにして、およそ一定のルールのようなものに従って設定されたものがほとんどです。
個別対応の煩雑なもののように思えても致し方ないことではありますが、最終的に方式体系をひととおり把握してみれば、 杞憂のような部分でもあり、結果から申しますと「よりよい、より扱いやすい道具たるべく、一つ一つ意味があって設定されたもの」 であるということなのです。

「ン」の書き方も、さらに現実的で安全で程よくハイレベルな処理法が後々登場しますが、今回はこのあたりで区切りをつけたいと思います。

( 了 )

1・2・3・4・5・6・7・


[ Top ]