いわゆる武道家の父ではあるけれど・・・


当時の不動会が主催していた空手道の大会 (オープントーナメント試合)では、他流派の選手も参加することがあった。

審判の裁定基準たる、 宗家自らによる 「組織内部への指令」として、以下のようなものが下された。

「引き分けと思われる試合ならば、 他流派選手の勝ちとしろ」

これは父という人間の波動、行動指針そのもののような出来事だったと思う。

空手家、 武道家である云々以前に、人としてこうだった。

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