20  自製方式の用途について


全てを語り得なかったが、最後の話となる。

示唆式では1級試験に合格したが、他の方式では、特に何もしていない。

そもそも1級試験の受験も、自身の中での決着をつけるためにやったこと。

今の私にとって、そのような決着の必要性は全くない。

EPSEMSでは3級まで取ったが、「ああ、イケるんだなあ・・・」という手応え。

その他、幾何派符号のPGTH式と平野式は、当然、高速度速記に耐えられる。

目下、平野式は普段の日本語メモ用符号として、常用符号となっている。

自身が最も愛用する日本語速記符号で、私の用途ではベストだ。

EESSは英文専用だが、こんな結論を下している。

「個人メモ用途の速記として、ルールが見事に少なく、忘れにくい。これで必要十分だ」

符号の濃淡があるが、実際上、さほど神経質になる必要はない。

Pitman式しかり、中根式しかりで、習得段階で順応できるものだ。

(了)

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