全てを語り得なかったが、最後の話となる。 示唆式では1級試験に合格したが、他の方式では、特に何もしていない。 そもそも1級試験の受験も、自身の中での決着をつけるためにやったこと。 今の私にとって、そのような決着の必要性は全くない。 EPSEMSでは3級まで取ったが、「ああ、イケるんだなあ・・・」という手応え。 その他、幾何派符号のPGTH式と平野式は、当然、高速度速記に耐えられる。 目下、平野式は普段の日本語メモ用符号として、常用符号となっている。 自身が最も愛用する日本語速記符号で、私の用途ではベストだ。 EESSは英文専用だが、こんな結論を下している。 「個人メモ用途の速記として、ルールが見事に少なく、忘れにくい。これで必要十分だ」 符号の濃淡があるが、実際上、さほど神経質になる必要はない。 Pitman式しかり、中根式しかりで、習得段階で順応できるものだ。 (了) [ ← Back ] |