折衷方式が程よく使いやすい

私は折衷方式がベストであるとか申したり、断言するつもりは毛頭ありませんが、 また、片や折衷方式が程よく使いやすい、ある意味、一番確実でラクであると考えているのも事実です。 複画派のままでは、これは到底、速度の点ではまどろっこしい点が常につきまとう。
単画派は、理論とその運用次第とも言えますが、諸刃の剣というか、単画線の連続等々の部分で、 かえって書きづらいとか読みづらいとか(……書き手次第とも言える論点であり、一つの側面、傾向と申しているにすぎません……)、 そのような感覚は、私の経験でも無きにしもあらずというわけです。

今回の「折衷派日本語速記」は、50音符号段階では、例えば早稲田式の16ミリ〜20ミリ位の長い線は用いません。 こういった長い線は「長音やその他の複音」に充てるものとしたいというのは、 少なくとも田鎖系符号で速記法を組み上げる際には、私の好みであります。 あくまでも個人の考えであり、速記法を考える際の一般理論であるとか申すつもりはありません。


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