中根式速記符号の第三者解読の難点を幾つか
ここに示した難点は、 中根式のみならず、 他の方式においても往々にして一般的に現れ得るものと考えられる。(なお、符号の長さや書かれる方向の異なりによる解説上の難点は、およそ全ての速記方式に存在するため割愛した。)
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A
同符号であるが、符号濃淡の違いのみで別の音になるものがある
●でペアとなっている上記の符号同士の多くは「同行音」 ということで、子音は共通するものの、符号解読時の音候補が複数となることによる難があり、 とりわけ 「固有名詞」ではその難が顕著なものとなり得る。
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B
点の有無のみで区別される符号があり、点が省略された場合、紛らわしい
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C
濁音表示が省略されたり曖昧な場合、紛らわしい
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D
イ(大円)とン (小円)の区別が不十分な場合、紛らわしい
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E
長音(大フック)とク (頭部小フック) の区別が不十分な場合、紛らわしい
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F
ン(小円)とツ (頭部小楕円)の区別が不十分な場合、紛らわしい
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G
イ (大円)とキ(頭部有尾大円)の区別が不十分な場合、紛らわしい
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H
ン(小円)とチ(頭部有尾小円)の区別が不十分な場合、紛らわしい
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I
助詞符号の区別が曖昧 〜は●〜も 〜も●〜で
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