速記に対する異様な関心


不動会のもとでの6歳よりの空手修行。

高校時代の途中からの「3年間の腕立て伏せ1日300回」というのがあった。

20代半ばからの「水行1200日」というのもあった。

はなはだ気違いじみた、線香臭いほどの経験の一端をかじりはしても、人間、普通の生活に戻れば大体普通に戻ってしまう。

そして速記。

速記には異様な関心を示した。

小学6年生の卒業式の月、ちょうど3月1日に早稲田式の教育を始めた。

すぐに中学1年となり、その夏休みには速記の五十音符号を作って遊んでいた。

それ以来、半ば遊びとして作ってみた五十音符号の数、およそ一千を下らない。

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