10  自製方式の1つ目=示唆式(日本語)、2つ目=EPSEMS (英語)


学習当初から速記を作っていたと述べたが、 その習性なるものの勢いは次第に加速した。

自らの方式を作ろうとして、というよりも、 作らずにはいられない衝動とともに作っては壊した。

とにかく実用化できる方式を・・・と試行錯誤した。

「とりあえず・・・これならば」という思いで仕上げ、当該方式で速記検定1級に合格したのが、「示唆式」と命名している方式だ。

戦前の衆議院式の1つでもあるモリタ式 (折衷派)を土台に、その符号運用法をソフトにしつつ、単画派方式として組み上げたものだ。

その後、新世紀早々より手がけ、完成したのが、草書派方式であるところの「EPSEMS」(日英両用)だ。

これは、当初、故あってロシア語のメモ用方式として、草書派構造で組み立て始めたもの。

そして途中より英文方式としてのアレンジを始めたところ、「これだ」となった。

勢いのまま本格的に組み上げ、一応のまとまりを見せた後、日本語用にも組み上げている。

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