山口美知代先生 (京都府立大学)とは、何年ごろだったか、京都大学における速記科学研究会の折、お目にかかっている。 その際、Sir Isaac Pitmanの綴り字改革運動に関する山口先生の御研究に触れた。 山口先生の御研究、それは実に綿密にして深い御研究であった。 そしてまた、綴り字改革運動・・・、Pitman がそのようなことをしていたことも知らずにいた私は驚嘆、驚愕した。 さて、私の自製の速記方式の話に戻る。 示唆式、EPSEMSと来たが、次にPGTH式(日本語 幾何派単画方式)がある。 五十音符号の形状は、伝統の田鎖系から大きく外れない。 その上で、極力、単純構成にし、より少ないルールで日本語を書いてしまおうといったコンセプトで作り上げた。 |