その後、長年にわたり田鎖系符号を研究してきた中、こだわりもあった 「幾何派折衷方式」としての方式立案に取り組む。 それまでの経験から得られた方式構成手法を生かしつつ、最初は自身の専用符号として構築し始めていった。 使用実験、検討を数年続けた結果、最終的には一方式として打ち立てざるを得なくなった。 方式名は「平野式 (平野式折衷派日本語速記)」としている。 しかしながら、これまでの自製方式も平野式といえば平野式に違いない。 場合により「平野式折衷派日本語速記」 などといった呼び方をしている。 そんなこんなで、この平野式も手がけつつ、いよいよ最新にして自方式の5つ目(EESS英 文速記)の開発が始まっていた。 まるで目に見えない何かに誘導されるようにして...。 |