7.使用文献について
 この「速記指導者養成計画案」において「速記指導者養成」をすることを想定してみました。
 実際の運用に際して使用する文献を紹介してみましょう。
 下記に掲げた文献は、速記指導者としての知識で必要最小限度のものばかりを列挙しております。
 いずれも熟読をするだけで十分に理解ができるものばかりです。
速記概論関係
 速記概論:大阪早稲田速記専門学校(兼子次生著)昭和54年3月20日発行
速記学関係
 速記研究:速記文化研究所(兼子次生著)平成2年7月7日発行
 速記の科学:速記文化研究所(兼子次生著)昭和57年9月16日発行
 速記用語辞典:紀州速記研究所(吉川欽二著)平成8年12月20日発行
速記方式学関係
 日本速記方式発達史:日本書房(武部良明著)昭和17年11月25日発行
速記史関係
 日本速記百年史:社団法人日本速記協会(武部良明著)昭和58年10月28日発行
 速記の歴史<西洋編>:社団法人日本速記協会(向井征二著)昭和48年3月1日発行
速記指導関係
 速記要訣:学校法人川口学園(吉川欽二著)昭和61年8月10日発行
 速記教育概論:紀州速記研究所(吉川欽二著)平成6年8月発行
 速記講話―速記を教える―:紀州速記研究所(吉川欽二著)平成6年8月発行
早稲田式関係
 各自が習得をした速記体系を標準とします。
速記実務関係
 速記実務のABC:大阪早稲田速記秘書専門学校(吉川欽二著)昭和62年3月20日発行
 記録作成実務の要点:速記文化研究所(兼子次生著)昭和60年3月6日発行
 速記原稿のつくり方:東京速記士会(宮田雅夫/佐竹康平著)昭和53年3月20日発行
 要点速記の問題点と処理法:東京速記士会(武部良明著)昭和54年9月30日発行
 以上、紹介した文献は指導者として熟読しなければならない最小限度のものです。このほかにも参考になる文献は幾らでもあります。
 上記の文献はほんの一部分ですが、一度でも熟読しただけで速記関係の知識がかなり得られることだけは保証します。
 我が国における「速記関係文献目録」は、下記の書物に掲載されております。
1.日本速記百年記念会の「日本速記百年記念誌」(昭和58年10月28日発行)
   明治16年7月から昭和57年11月まで発行されたもの
    169ページから222ページまで
2.日本速記百二十年記念会の「日本速記年表/速記関係文献目録」(平成15年5月14日発行)
   昭和58年1月から平成15年1月まで発行されたもの
    69ページから115ページまで
を参照してください。
 この「速記関係文献目録」を見れば、参考になる文献を幾らでも探せると確信しております。

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